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野間 健司 副院長

KENJI NOMA

少しでも楽に日常生活を送っていただけるように、その人その人の希望に添った医療を提供

東京慈恵会医科大学卒業。同大学青戸病院(現・葛飾医療センター)で内科診療に従事。旧西ドイツ留学を経て、帰国後は主として循環器内科の診療に携わる。2002年より現職(JR総武線「亀戸駅」から徒歩7分)。

野間 健司 副院長

野間 健司 副院長

吉村内科

江東区/亀戸/亀戸駅

  • ●内科
  • ●消化器外科
  • ●循環器内科

1964年に開設された診療所をまかされて

野間 健司 副院長

私は自然豊かな四国・愛媛で生まれ育ち、昆虫採集や釣りに夢中になる日々を過ごしていました。もう1つ熱中したのがモノづくりで、プラモデルやラジオをつくったりすることがとにかく好きでした。そのため、一時期はモノづくりに通じるような進路を考えたこともあったのですが、父が医師だったことをきっかけに、この世界を目指すようになったのです。小さな頃から間近で見ていたものですから、親しみがあったのでしょうね。
大学卒業後、籍をおいた青戸病院(現・葛飾医療センター)は、地域の基幹病院という位置づけでした。脳梗塞から、肝臓病、胃潰瘍、糖尿病等々、あらゆる病気を診ていたのですが、振り返ってみれば、あの時の経験が今、こうして街の診療所として患者さんを診る際に大いに役立っているように思います。
その後、当時の旧西ドイツに留学し、現地でマウスを使った心臓の研究に携わり、帰国後はカテーテルやペースメーカー等を扱う循環器を中心に診療をおこなうようになりました。モノづくりとは趣が異なりますが、カテーテルの操作などは手先の器用さが問われるところがありますので、その点でも向いていたということかもしれませんね。
『吉村内科』は1964年に院長である吉村昭一郎によって開設されました。その吉村が体調をくずした為、私が手伝うようになり、2002年から大学を辞して副院長となり、現在にいたっています。

循環器という専門性を活かした地域医療を展開

野間 健司 副院長

地域の方が中心になるのですが、大学病院で診ていた患者さんも遠くから通い続けてきてくれています。他にも、葛飾医療センターや墨東病院でカテーテル等の治療を受けた方もいらっしゃいますね。また、地域の診療所からの紹介という形も少なくありません。多いケースとしては、妊婦さんで動悸や胸痛があり、産婦人科からこのままうちで産んでいいものか、それとも施設の整った総合病院でお産をすべきか、という判断を委ねられるものです。当然のことながら重い病気でない方のほうが多いのですけども、中には先天性の疾患があり、循環器の専門医のいる総合病院で産んだ方がいいというアドバイスもさせていただいています。

医師がおこなう手当てとは…

野間 健司 副院長

動悸や胸痛、息切れやむくみが続くようであれば、循環器の専門医に一度診てもらった方がよろしいかと思います。動悸にも気の病というものがありますから、この場合には治療の必要はありませんが、重篤な病気でない、ということをきちんと診断してもらったほうがいいでしょう。病気じゃないということがわかることで、症状が劇的に改善される患者さんもいらっしゃいます。やはり、患者さんというのは、不安なんですよね。すべてを打ち明けることが出来て、「しっかり診てくれた」と納得されることで、気の病も氷解していくことがあるのです。どんなことであっても、患者さんの声に耳を傾け、納得ゆくまでチェックしてあげる。医師がおこなう手当ての基本は、そこにあると思うのです。

1人ひとりの生活に則した医療を提供したい

開業医は、雑学がなければ務まらない職業かもしれません。病気の状況はさまざまですし、生活状況もみな違います。たとえば、今、世間で熱中症と盛んに言われていますが、テレビの影響で冷房の効いた部屋にいるにもかかわらず、一生懸命水を飲んで必要以上に塩分をとっている方がいらっしゃるんですね。そういう状況にないのに水分、塩分をとりすぎていれば、血圧が上がったり、むくみが生じることがあります。これは極端な例ですけども、1人ひとりの病気の状態だけでなく生活の状況を勘案してアドバイスをしていくことが大切なのです。
治療にも、いくつかの選択肢があります。患者さんの中には、「苦しい検査はいや、手術はいや」という方がおられます。そうした場合にも、出来るだけ患者さんの要望に添う形で治療を進めていきたいと考えています。もちろん、命に関わるようなことであれば、それはまた別の話です。専門家としての立場から適切な助言をおこないつつ、病気を抱えた状態で、いかにつらくなく、毎日を安定して暮らせるかということに重点を置いて診療をおこなっています。

これから受診される患者さんへ

私の出身である慈恵医大の建学の精神に、「病気を診ずして病人を診よ」というものがあります。病院は病気を治すところですけども、こうした診療所は、病気が治らなくても病気をかかえたままで患者さんがいかに楽に普通の生活が出来るかに心を配らねばなりません。その人その人にとって最適な、満足していただける医療をこれからも提供し続けていきたいと思っています。

※上記記事は2018年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

野間 健司 副院長 MEMO

  • 出身地:愛媛県
  • 趣味・特技:ゴルフ、真空管アンプ作り
  • 好きな作家:松本清張、井沢元彦、司馬遼太郎
  • 好きな映画:ミュージカル、西部劇、スペースファンタジー
  • 座右の銘・好きな言葉:何ごとにも一生懸命
  • 好きな音楽:クラシック、ジャズ、ポップス
  • 好きな場所:瀬戸内海

グラフで見る『野間 健司 副院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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