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矢野 貴之 院長

TAKAYUKI YANO

豊洲エリアの気軽に寄れる動物たちのかかりつけ医
わんちゃんの歯科治療、予防医療のスペシャリスト

日本大学生物資源科学部 獣医学科卒業後、江東区 苅谷動物病院三ツ目通り病院、横浜市 OCEAN's PET CARE CENTER 犬の歯医者さんの勤務を経て2015年、とよす動物病院を開院(豊洲駅から徒歩8分)。

矢野 貴之 院長

矢野 貴之 院長

とよす動物病院

江東区/豊洲/豊洲駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ハムスター
  • ●フェレット
  • ●ウサギ
  • ●鳥

生き物が好き…その気持ちが獣医師への道をつなぐ

矢野 貴之 院長

私はもともと生き物が好きで、ずっと生物系の仕事につきたいと思っていました。家では魚や虫など小さな生き物を飼っていて、よく動物園や水族館にも行っていましたね。生き物が好き、人に何かを教えてあげたい…という気持ちは常に持っていました。 獣医師という仕事について特に知識はなかったのですが、高校の時に生物の先生が「いろいろなことができるから獣医師になってみたらどうだ。」というアドバイスをして下さいました。この道を目指したのはそれが直接のきっかけですね。
開業したいという夢は最初、臨床に出た1年目から持っていました。大学卒業後は最初の5年間は江東区にある動物病院で一般診療を、横浜市にある動物病院で犬の歯科医療を学びました。私は東京生まれで、豊洲という場所には高校の時以来14年ほど住んでいます。このエリアは以前と比べて次々と建物が経ち、住む人や動物たちは増えているのですが、動物病院はほとんどない状況でした。そこで、なんとか馴染みのある地域の役に立ちたいと考え、豊洲での開院を決意したのです(東京メトロ有楽町線・新交通ゆりかもめ 豊洲駅から徒歩8分、新交通ゆりかもめ 新豊洲駅から徒歩2分)。

気軽に遊びに来られる動物病院を目指す

矢野 貴之 院長

開院の際イメージした場所は、飛び出してしまう子も多いので車道や歩道に直接面していないこと。そして大型犬を連れた方、ご高齢の方やお子さん連れでも利用しやすいように、1階にあること。この2つを条件に場所を探しました。休みの日には病院の場所を探しに豊洲エリア中を自転車で走りましたね。運よく縁があり、今の場所を見つけることができました。今では公園が整備されるなど、周囲の環境も徐々に整ってきています。
当院は犬、猫を中心に診療を行っています。割合としては犬の患者さんが多いですね。レントゲンや超音波検査装置、血液検査などさまざまな医療機器をそろえ、食欲がない、元気がないといった症状から健康診断、入院・手術が必要な症状までほとんどの病気の治療を行っています。歯科医療を専門に取り扱っているのも当院の特徴の1つです。
開院当初、患者さんは昔の知り合いや紹介などでいらっしゃる方がほとんどでしたが、最近では近隣から受診にみえる方も増えて来ています。また、歯科医療は専門的に扱っている病院が少ないこともあり、ご紹介で来院される方や、ありがたいことに他県から歯科治療のために通って下さる方もいらっしゃいます。ワクチンなど日常の診療は地元で、歯の治療は当院でということも珍しくありません。
病気の治療は、患者さんに来てもらわなければ治せません。また早い内に発見することで治療がスムーズでコストや時間も少なくてすみます。そこで、できるだけ患者さんが足を運びやすい動物病院を目指しました。ワクチンの接種はもちろん、ペットサロンやペットホテルも併設。爪のお手入れや肛門腺絞り、耳そうじ、歯磨きなど、家では難しい日常のお手入れを行っています。病院を病気の時にしか行かない、という場所から、気軽に足を運べる場所にすることを目指しています。飼い主さん、動物たちに、病院という場所に慣れて欲しいからです。ホームページでもお知らせしているためか、最近は当院の取り組みが飼い主さん達に伝わっていると感じますね。散歩の途中に立ち寄ってくださる方が増えているほか、当院に寄らないとお散歩が終わらない…なんていうわんちゃん達も増えています。中には院内に自分から入ってくる子もいますね(笑)。どうやらお散歩コースに入っているようで、立ち寄ってくれた子達はなでてあげたり、おやつをあげたりしています。

動物たちに優しい歯科治療で生活の質を向上させる

矢野 貴之 院長

開院したいという気持ちは獣医師を目指したかなり早い時期から持っており、患者さんのメリットになる診療を提供したいと考えていました。そのために学んだのが歯科診療です。当院では専門的で高度な歯科治療を行っているので、歯に関するさまざまな疑問点にお応えすることが可能なほか、それぞれに合った日常の歯磨きの指導などを行っています。
当院の歯科診療の特徴は2つあります。予防歯科に特に力を入れていること、そして全身麻酔をかけずに鎮静剤を用いて治療を行う方法を取り入れていることです。一般的にわんちゃんの歯科治療は症状が悪化してから行うことが多く、顔が腫れた、痛みで元気がない、食べなくなったなど症状が出てから受診される方も少なくありません。しかし日常の体調は悪くなくても、歯周病にかかっている子は結構いるのです。口臭がきつい、歯ぐきから出血する…などの症状が出てきたら歯の病気を疑ってください。歯の病気は放っておくと歯の根っこが膿んできたり、あごの骨が折れてしまったり、鼻血が出るなど様々な症状が出て来ます。最終的には歯が抜ける、もしくは治療で歯を抜くことになってしまいます。
歯の病気の一番大きな影響は、大切な歯がなくなることで生活の質が下がることだと僕は考えています。歯がなくなっても生きていくことはできますが、口や歯は動物たちにとって人間の手と同じように大切なもの。歯を失う事で、好きな物を食べる・おもちゃで遊ぶ…などあたりまえに出来るはずの生活の一部に支障が出ることが一番問題なのです。悪くなることを少しでも防げれば、その子達の歯が1本でも多く残ることになり、残りの人生の生活の質の向上にもつながります。そのため、私が治療に携わる患者さんには少しでも早く予防治療を行うこと、飼い主さんに動物たちの歯に興味をもってもらうことに力を入れています。
しかし、私たち獣医師ができることは来院してもらえた時に歯を磨くこと位です。大切なのは、飼い主さんによる毎日のケア。来院される患者さんには家での歯ブラシ、ガム、サプリメントやジェルなど、その飼い主さんと動物にあわせて始めやすい方法からおすすめしています。歯の大切さのお話をすることで、歯磨きがとてもうまくなる方や、習慣化する飼い主さんがたくさんいらっしゃいます。近年、動物の歯に興味を持ってくださる飼い主さんは増えていて、歯のケアに関するグッズはとても売れています。皆さん何かしなくちゃいけないと思っているのですが、なにをしていいのか分からない状態です。歯のケアについては、知識がない方も多く、気付くのは臭いなど具体的な症状がでてから分かることがほとんどです。また、身近に教えてくれる人や相談相手がいないことや、かかりつけ医でも対策をしてもらえないなどの問題もあるようです。今まで私は歯周病など歯の病気で苦しむわんちゃんや飼い主さんを多く見て来ました。全国から患者さんが訪れているので悩んでいる方が多いんだろうなと感じますね。適切な予防措置をすれば、多くの歯は残すことが可能です。今後も当院では飼い主さんに予防歯科の重要性についての発信を続けて行きたいと思います。
そして、当院のもう1つの特徴、鎮静剤を使用した歯科治療は行っている動物病院はあまりありません。一般的に行われているのは全身麻酔を使用した歯科治療です。もちろん重篤な状況や、痛みを取るための処置など麻酔をかけてしかできないケースもあり必要な治療法です。しかし、歯石除去などの歯科処置は全身麻酔以外の方法でもできるのではないか…というのが私の考えです。というのも、歯の状態が悪くなっているのを知っていても全身麻酔と聞くと「あ、まだいいです」と治療に二の足を踏む方が多い現状を見てきたからです。歯を磨くことなどケアをするためだけに麻酔をすること、そしてご自分の家族である動物が全身麻酔で治療を行うということは患者さんにとってはとても抵抗があることなのです。
歯を磨くだけであれば、全身麻酔以外の方法でできないか…と考えていたのですが、勤務医としてお世話になった動物病院で、麻酔をかけずに動物たちがリラックスして治療を受けられる鎮静剤を使用した治療方法があることを知りました。当院では麻酔を使用した処置、鎮静剤を使用する処置の両方を行うことが可能です。歯磨きなど軽い処置への鎮静剤を利用した治療法には多くの飼い主さんに賛同していただき、今では遠くからも治療に足を運んでいただいています。今後もこの治療法を継続して、一人でも多くの飼い主さんや動物たちの役に立てればと思っています。

大切なのは普段からの予防医療

動物たちは言葉で痛みや苦しみを訴えることができません。狂犬病やフィラリアなど予防することのできる病気もありますが、多くのいい事もありますが病気は早期発見・早期治療を行うことが何よりも重要です。そのために当院が力を入れているのが予防医療。予防医療と一口にいっても種類や年齢などにより行う検査や治療はさまざまです。若いうちは血液検査だけですんでいても、年齢が進むと超音波検査などより詳しい検査が必要になってきます。当院ではわんにゃんドッグという健康診断のメニューをご用意しているほか、診察で様子を拝見して、目的にあった検査をおすすめしています。予防医療で大切なことは定期的に病院に足を運んでいただくことと共に、普段一緒に生活をしている飼い主さんが動物たちの様子をよく見ておくことです。一番近くにいる飼い主さんがその子のちょっとした変化、例えば以前に比べて最近水を良く飲むようになった、食べる量が減った、毛が薄くなった、痩せてきた…などといったことに気付いているかがとても大切です。私達獣医師も普段と違う点を教えていただくことで、より症状に合った検査を行うことができるのです。
そのため、飼い主さんには普段から気をつけて見て欲しいところをお話するようにしています。飼い主さんの普段からの注意が一番の予防です。当院が検査や治療で病気を防ぐお手伝いができればと思っています。

これから受診される飼い主さんへ

飼い主さんの中には、一週間前から全然ご飯を食べていない…など深刻な状態になって受診される方もいらっしゃいます。お話を聞いてみると、一カ月前から食べる量が減ってきていたなど、予兆がある場合も少なくありません。また、動物病院は病気になってから行くところ、病気じゃないと行ってはいけないと考える方もまだまだ多いのかもしれません。しかし、ちょっとしたことが気になって来院して、結果として何も異常がなく帰れることはとても幸せなことなのです。様子を見過ぎて悪くなる位であれば、何でもない時や症状が軽い時に来て大丈夫なことを確認する…そんな場所として動物病院を使ってほしいと僕は考えています。私は動物病院を、飼い主さんや動物たちが気軽に立ち寄れる場所にしたいと考えて開院しました。ワクチン接種やトリミング、食事の相談、病気じゃない時にも来て欲しいと思います。もちろん、お散歩途中で遊びに来るだけでも大歓迎です。診療は予約も可能ですが、ケガや体調不良による急な診療にも対応しています。気軽にお寄りいただき、ご相談ください。

※上記記事は2017年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

矢野 貴之 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:水泳
  • 好きな本:漫画(ブラックジャックによろしく、バガボンドなど)
  • 好きな俳優:ニコラス・ケイジ、香川照之
  • 好きな言葉・座右の銘:常に笑顔で
  • 好きなアーティスト:星野 源
  • 好きな場所:ランチのおいしいお店

グラフで見る『矢野 貴之 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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